段ボールベッドの寿命は?耐用年数や強度の考え方を解説
オリンピックの選手村で使用されることで一気に認知度がアップした段ボールベッド。
今後、人気が高まるのかどうか気になるところですね。
実際、段ボールは紙素材なので果たして強度が持つのかどうか不安を持つ方も多いでしょう。
普段使いできて何年も持つとなれば、その需要が高まりそうですよね。
しかし、あくまで段ボールなので数年と言う考え方はできません。
今回は、段ボールベッドの寿命はどの程度なのか、耐用年数や強度の考え方について解説します。
段ボールベッドとは
段ボールベッドとは、その名の通り段ボールをメイン素材として作成したベッドです。
需要としては緊急時や災害時などに使用されることが多いでしょう。
また段ボールベッドはAmazonなどの通販でも簡単に購入することができ、軽くて意外と丈夫で強度があることを魅力としています。
段ボールベッドの寿命の考え方
段ボールベッドの寿命の判断は非常に難しいです。
その理由は段ボールベッドの構造体となる段ボールの材質や、その構造が関わってくるからです。また水分に弱いことも原因の一つでしょう。
段ボール素材は外気に触れているだけで劣化していくので、何年も耐えられるような素材ではありません。よって耐えて数週間~数か月。
さらに細かく言えば使用者の体重でも影響があります。
そのような中、段ボールベッドの耐用期間として一つの指標となるのが、オリンピックで使用されたベッドが指標となりそうです。
あの仕様であれば3週間程度ならもつことが実証されています。
オリンピックで使用された段ボールベッドについて
オリンピックの選手村で使用されている段ボールベッドは、選手が安心して睡眠が取れる「寝心地」を追求されています。
つまり構造体がしっかりとしていないと、その寝心地につながらないので、その強度には安心感がいくものでしょう。
構造体の形状は写真の通りで、段ボールを折り返して支えとなる部分をいくつも作ることで、ある程度の重量でも耐え抜く構造体となります。
材質は公表されていないのでその強度はわかりませんが、約200kg程度は耐え抜く構造体だとHPで発表されていました。
◆段ボールベッドの仕様
寸 法:長さ210㎝x巾90㎝x高さ80㎝
耐荷重:200kg以上は持つ想定
段ボールベッドを普段使いできるのか?
段ボールベッドは普段使いできるかどうかの判断をするとすれば、1か月程度であれば問題ないのではないかとします。
しかし、注意しないといけないのは公表されている耐荷重内の条件であること、そして湿気が高くない環境で使用することでしょう。
おおよそ湿度50%ぐらいをキープするのがオススメです。
慎重に扱えば何か月も使用できる可能性はありますが、まだまだ検証が必要だと言えます。
段ボールベッドを使用する際の注意
段ボールベッドは木製やアルミ、鉄と比較し、強度は弱く、水にも弱い素材なので、無理な使用はしないようにしましょう。
つまり、段ボールベッドの上で暴れることはもってのほかですし、湿気が高い中の使用も厳禁です。
耐用年数や保証はないので、個人での責任で使用することが前提となるので危険な使用だけは注意ください。
段ボールベッドの可能性
段ボールベッドの寿命の考え方を一か月程度とした場合、普段使いとして考えるのには難しいでしょう。
そうなると活躍の場は、出張などで短い期間で使用するベッド、災害時に利用するベッドなど一時的に使用する際に重宝することは間違いありません。
今後、段ボールベッドの活躍が期待できます。
段ボールベッドの寿命のまとめ
今回、段ボールベッドの寿命の考え方についてまとめました。
段ボールベッドの寿命は、耐荷重内の条件であること、湿度が高い悪条件でないことが前提であれば一か月程度の使用は問題ないと判断します。
しかし、保証されるものではないのであくまで自己責任となります。