誰でも作れる!簡易段ボールベッドの作り方を解説
オリンピックで有名になった段ボールベッドですが、もともと災害などの緊急時に役立たせるため生み出された商品です。
オリンピックで使用されていた同じ仕様のものであれば、値段は高いし、複雑な形状なため、強度も十分なものであることが予想できます。
しかし、一方で簡易な段ボールベッドが存在するのも事実。
今回は、誰でも作れる簡易段ボールベッドの作り方を解説します。
簡易段ボールベッドの作り方
段ボールベッドと言っても様々な種類が存在します。
どのような構造なのかで組み立て方や強度は様々です。
それでは解説していきましょう
簡易段ボールベッドの材料と組み立て方
簡易段ボールベッドの材料は同じ大きさのA式ケース(ミカン箱形状の段ボール)が数箱あれば完成します。
数箱の理由は寝る人の慎重によって変わるので小さい人ほど段ボールケースが少なくて済みます。
また強度をより上げるのであれば荷重をバラつかせるために段ボールシートがあれば、なお良いでしょう。
組み立て方としては段ボール箱を並べて寝られる面積を確保できた時点で、その上に段ボールシートを敷いて完成です。
オリンピックの段ボールベッドの構造
オリンピックの段ボールベッドの構造や素材は正式に公表はされていませんが、しっかりとした構造体となっています。
材質自体が固いものを使用されていると言うよりもしっかりとした骨組みを構築されており、耐荷重は200kg程度の選手でも問題ないと公表されていました。
組み立てるのもかなりの時間がかかりそうですよね。
想定の値段は8,500~35,000円と言うものなので相当材料を使用したものだと予想できます。
段ボールベッド作成時に気を付けるべき点
段ボールベッド作成時に気を付けるべきところはいくつかあります。
気をつけないことで段ボールベッドが壊れるなんてこともなりかねません。
それでは解説していきます。
段ボールベッドの気になる耐久性!普段は使いできるのか
段ボールベッドで一番気になるのは耐久性ですよね。
寝ていて壊れて落下なんかすると大けがにつながりかねません。
それゆえにしっかりとした段ボールベッドを用意したいでしょう。
ポイントとしては強い材質のモノを用意しましょう。
例えばWF(8mm厚)の材質のもの、最悪AF(5mm厚)のもので対応しましょう。
またA式箱(ミカン箱)を並べて段ボールベッドの作成をするなら、隙間なくしっかりと配置させることを心がけましょう。
多少の隙間が空いていることで座屈する可能性もあります。
段ボールベッドは普段は使いできるのか
段ボールベッドは基本的に普段使いすることに向いていません。
オリンピックで使用された強固な段ボールベッドでさえ数週間となります。
基本的に100%紙素材なので湿気や水に弱い。
そして経年劣化もするため何年も使用する環境に適していないと言えるでしょう。
段ボールベッドの寝心地
段ボールベッドの問題でもある寝心地ですが、マットレスを敷くことで解消されます。
マットレスは荷重の分散にも役立つので、段ボールベッドを使用する際にはあった方が良い商材でしょう。
寝心地も段違いに良くなるので、オススメです。
段ボールベッドの値段
段ボールベッドの値段はピンキリです。
簡易段ボールベッドのようにA式箱(ミカン箱形状)を数箱用意する場合なんかは無償で手にはいることもあるでしょう。
またホームセンターなどで用意することを考えると躯体となる部分で3,000円以内では用意できそうです。
逆に最高級のオリンピック仕様の最大で35,000円程度です。
段ボールベッドのメリット・デメリット
ここで段ボールベッドのメリット・デメリットについてまとめてみます。
良い部分、悪い部分を知った上で見極めましょう。
段ボールベッドのメリット
段ボールベッドはメリットがたくさんあります。
それぞれ細かく解説します。
低コスト
段ボールベッドは、材料として段ボールを使用するため、一般的なベッドよりも格段に低コストです。予算に制約がある方に適しています。
リサイクル可能
段ボールは再利用やリサイクルが可能な素材であり、環境に優しい選択肢です。使い終わった段ボールベッドはリサイクル施設に提供できます。
軽量
段ボールベッドは非常に軽量で移動や運搬が簡単です。引っ越しの際に便利で、部屋の配置を変えるのも楽です。
カスタマイズ可能
段ボールは切り抜きや塗装などで簡単にカスタマイズできます。自分好みのデザインに合わせてベッドを作成できます。
段ボールベッドのデメリット
もちろん段ボールベッドにはデメリットが存在します。
目を背けずしっかりと確認しましょう。
耐久性
通常のベッドと比較して段ボールベッドは耐久性に欠けることがあります。長期的な使用には向かないことがあります。
快適性
段ボールベッドは硬さやサポートが不足していることが多く、快適な寝眠を提供するのが難しいことがあります。追加のマットレスが必要な場合もあります。
湿気への耐性
段ボールは湿気に弱い素材です。湿度の高い環境で使用すると、段ボールが変形しやすくなることがあります。
重量制限
段ボールベッドには重量制限があります。多くの場合、特に大人の使用には制限がかかりますので、重要な要点として考慮する必要があります。
まとめ:段ボールベッドメリット・デメリット
段ボールベッドは低予算で一時的な寝具として使うのに適していますが、長期間の使用や快適性を求める場合には制約があることを理解することが重要です。
個人のニーズと環境に合わせて判断することが大切です。
誰でも作れる簡易段ボールベッドの作り方を解説!のまとめ
今回は誰でも作れる簡易段ボールベッドの作り方を解説しました。
簡易なものであれば同じ大きさのA式箱(ミカン箱)があれば並べるだけで完成します。
しかしそれだけでは構造体や寝心地に不安が残るのでマットレスは用意しておきましょう。
段ボールベッドを普段使いにすることは難しいですが、緊急時などで使用するのはいいかもしれませんよね。