【2023年1月】段ボールの値上げは終盤に!!
2023年1月となり段ボールの値上げ活動は終盤に向かっております。
昨年、今回の二次値上げの話が浮上した際は本当に値上げを行うのか疑う会社も多かったでしょう。
しかし、実際は値上げを遂行できなければ赤字に転落する可能性が大きく、絶対にしなければいけない値上げとなりました。
それでは値上げの動向を確認した上、各段ボールメーカーの動き、今回の値上げの落としどころを解説します。
ぜひ参考にしてください。
段ボール原紙の動向を再確認
今回の値上げの要因は以下のようになります。
◆段ボール値上げの要因
- 原燃料の高騰
- 副資材の高騰
- 運賃の値上がり
そして各段原紙メーカーは以下のように値上げ活動を行っています。
◆各段原紙メーカーの動き
- レンゴー:2022年9月1日 15円/kg以上
- 大王製紙:2022年9月1日 15円/kg以上
- 王子HD:2022年10月1日 15円/kg以上
段ボールメーカーの動きと特徴
2023年1月となり、段ボールケースの値上げが進んでいる会社、全く進んでいない会社があり足並みが揃っていない状況が見られました。
全体的に進捗が早い会社はレンゴー関連の会社、またはレンゴーからシートを購入している会社の傾向があります。
また進んでいない会社においては1月中には見積もりを提出する予定で組んでいます。
段ボールの値上げの落としどころ
段ボールの値上げの落としどころを値上げ幅と期日について解説します。
段ボールの値上げ幅について
段ボールの上げ幅に関して今回はシングル15円/kg以上、ダブル18円/kg以上か15%以上の条件を提示する会社が多いです。
実際、一桁台の値上げ幅だと採算内容が合わなくなるため、最悪お断りしなければならない可能性も高まるでしょう。
それだけ深刻な状況だということです。
段ボールの値上げ期日について
段ボールの値上げは早くから交渉している会社に関しては早めに確定しているユーザーもあります。
しかし、これから2月にかけて見積もりを提出するユーザーも多いことを考えると3月1日もしくは、きりの良い4月1日当たりで終結する会社が多いでしょう。
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まとめ
今回は値上げの動向を確認した上、各段ボールメーカーの動き、今回の値上げの落としどころについて解説しました。
昨年、上がったばかりの段ボールですが、今回の値上げについても深刻な状況が伺えました。
昨年上がったにもかかわらず今回の値上げのボリュームは大きく、値上げができなければ対応ができなくなる可能性もある話です。
段ボールメーカーとしては早く解決させてしまいたい問題でしょう。