濡れたテントをすぐに干せないとカビが発生する?テントの乾かし方から気を付けるべきこと
キャンプブームが到来して休みの日はキャンプへ行くと言う方がどんどんと増えています。
キャンプにはいろいろと楽しみ方がありますよね。
景色であったり、料理であったり、家族との触れ合いの時間など人それぞれです。
そんな楽しいキャンプを行うときにも気がかりなことがあります。
その一つが天気でしょう。
多くの方にとってはキャンプを行う際、晴れで始まり、晴れで終わることがベストです。
雨が降った時に一番ネックなのが、濡れたテントをどのように乾かそうか悩むことです。
テントは濡れて放置するとカビが発生する可能性があります。
カビが発生するとテントに異臭や見た目にも影響がでてしまうでしょう。
せっかく楽しいキャンプが台無しです。
今回は、キャンプ後に濡れてしまったテントをどのように対応すれば良いか、その乾かし方や気を付けるべき点を解説します。
ぜひ参考にしてください。
テントが濡れる原因
テントが濡れる原因はいくつかあります。
まずは単純に雨で濡れるパターンですが、雨の強さでどこまでテントが濡れるか変わってきます。
小雨であればフライシートのみ気を付ければ良いでしょう。
しかし、大雨であればフライシートを通り越してインナーシートまで雨が浸透する可能性もあります。
さらに地面が濡れてくればグランドシートも濡れます。
また晴れの日でも結露によってテントが濡れることもあります。
特に朝起きてテントを確認すると結露で雨がびしょびしょなんてことも多いでしょう。
テントが濡れる原因は雨だけでなく結露にも原因があります。
よって雨の日も晴れの日もテントが濡れる可能性があるので、どちらも気を付けなければなりません。
テントにカビが発生するとどうなる?
テントにカビが発生すると黒い斑点が付き、異臭がします。
カビが発生し、ほっておくとどんどんと広がり収拾がつかなくなるでしょう。
カビを一度発生させ黒い斑点が残ると完全に黒い斑点を消すことはできないので本当に注意しましょう。
だからと言って漂白剤などを使用するとカビは死滅するけれどもテントの色ムラが発生し、生地も傷む可能性があります。
対応としてはエタノールでカビを死滅させる方法が効果的です。
消毒用のエタノールでカビが発生している箇所に霧吹きをし、乾燥させることでカビを死滅させることができます。
カビを死滅させれば、黒い斑点か所を増やさない、異臭も消すことができます。
因みに業者にお願いしてもカビの黒い斑点は消せないので、一番はカビを発生させないことが大切です。
テントを乾かす方法
濡れたテントを放置し、カビを発生させないにはテントをできるだけ早く乾かすことが大切です。
いくつか方法があるので解説していきます。
テントはキャンプ場で干すのがベスト
テントは乾かした状態で持って帰るのが一番です。
よって撤収の日にかわかせることがベストです。
晴れの日であれば朝起きて、テントの結露を確認し、事前に対処することが大切です。
フライシートは事前に拭きとり、インナーシートやグランドシートは外に出して乾かすことをオススメします。
因みに干すことに気を取られすぎてキャンプ場のチェックアウト時間を過ぎてしまわないように気を付けてください。
帰宅してからテントを干す
キャンプ場で乾かせなかった場合は、テントを収納にしまう前に乾かすことをオススメします。
大きな庭があるのならそこでもう一度テントをたてて乾かすのも良いでしょう。
限定された場所ならガレージに干したり、ベランダから吊り下げる方法もあります。
その際にはテントを引っ掛けて破れたりしないように気を付けてください。
濡れたテントをすぐに干せない場合の対応
雨が降り続けたり、家に干す場所がない場合、どのようにしたらよいかわからない方も多いことでしょう。
その際にオススメの方法を解説します。
雨が続いてテントが干せない
梅雨などで雨が降り続けて外に干せない場合があります。
だからと言って2、3日袋の中にテントを濡れたまましまっておくとカビが生える可能性が十分あります。
そこで必ずしてほしいのが、まずは袋からテントを出し空気にあてることです。
完璧な対処法ではないかもしれませんが、カビの発生を抑制させられることは間違いありません。
そしてどこに出すかですが、例えばベランダであったり、車の中、玄関、家の軒下など、少しでも雨が当たり辛く、外気にあたる場所であると良いです。
雨がいつ止むかわからない時は、一旦は袋から出すようにしましょう。
テントを干す場所がない
マンション住まいであったり、庭がない戸建てにお住まいの場合はテントを干す場所に困ります。
そこで押さえておいて欲しいのは近くの公園や河川敷などでテントを干せる場所がないかと言うことです。
濡れて持って帰ってきた場合は、再度テントを立てて乾かすことが一番テントにとっても良いことです。
自宅にテントを干す場所がないなら近くにテントを干せる場所がないかしっかりと情報を押さえておきましょう。
テントを乾かす専門の業者に任せる
濡れたテントを乾かしたい場合、業者にお任せする方法もあります。この場合、近くに専門業社があれば問題ありませんが、発送する必要があるでしょう。
そうなると送料とサービス料など踏まえて1万円程度は覚悟しなければなりません。
例えば半年、一年はキャンプをやらないのであれば、そのサービスを利用し、良い状態でテントを保管することができます。
特に高級テントを所有されているなら定期的なメンテナンス含めて利用することをオススメします。
まとめ
今回は、キャンプ後に濡れてしまったテントをどのように対応するか、その乾かし方や気を付けるべき点を解説しました。
まず一番大切なのはテントにカビを発生させないことです。
カビを発生させないために取れる行動のポイントは結露が発生すればふき取ったり、陽に当てて乾かすことが大切です。
雨が続いて外に乾かせない場合は、できるだけ早くベランダか玄関、車の中などで袋からテントを出すことが大切でしょう。
キャンプを楽しむためにテントは長く良い状態で利用したいので、まずはカビ対策はキチンとすることをオススメします。
今回の記事が参考になれば幸いです。