中学受験でお金が足りないなら教育ローン【日本政策金融公庫】
中学受験はお金がかかります。塾代だけで年間100万円は発生するので、一般家庭で中学受験することは非常に困難です。
しかし、子供の将来を考えると子供には良い教育を受けてもらいたいと思いますよね。
そんな時に頼りたいのが教育ローンです。
今回は教育ローンの中でも公的な機関で安心感のある日本政策金融公庫の教育ローンについて解説します。
ぜひ参考にしてください。
教育ローンに頼ろう
日本の平均年収は440万円程度と言われており、単純に考えて、そこから年間100万円を支払うことは至難の業です。
普通に生活できなくなることが予想できます。
そのようなときは、教育ローンに頼ることをおすすめします。子どものためにローンを組むことは決して恥ずかしいことではありません。
しかし大切なのは、無理なく返済できるかどうかです。
家族としっかりと相談して教育ローンと受けるかどうか検討しましょう。
日本政策金融公庫に借りる場合
教育ローンはいろいろなところから借りられますが、日本政策金融公庫から借りる場合、どのような特徴があるのか解説します。
日本政策金融公庫の特徴
日本政策金融公庫とは日本公庫とも呼ばれており、政府が全額出資する金融公庫です。
その目的は「国民一般、中小企業、農林水業者などの資金調達の支援をする」こととしており、国の政策のもので支援をしてくれます。
上限350万円までお借り入れ可能
日本政策金融公庫の教育ローンではお子様一人についき350万円のお借り入れが可能です。
ちなみに最大450万円をお借り入れるプランもありますが、中学受験では対象となりづらい条件となります。
◆条件
- 自宅外通学
- 修業年限5年以上の大学(中間部)
- 大学院
- 海外留学
- ※上記いずれかの資金として利用される方に限る
固定金利年1.95%
金利は固定金利で年1.95%(保証料別)となります。
なお、特別待遇として下記条件の場合は上記金利から▲0.4%(保証料別)を受けられます。
◆条件
- 交通遺児家庭
- 母子家庭
- 父子家庭
- 世帯年収200万円(所得132万円)以内
- 子ども3人以上で世帯年収500万円(所得356)以内
受験前でもお申込み可能
日本政策金融公庫では受験前でもお申込みは可能です。
お借り入れした金額は入学金、授業料、定期代、パソコン購入費にも使えます。
お借り入れの条件
日本政策金融公庫ではお借り入れできる世帯年収の上限があります。以下にまとめるのでご確認ください。
◆世帯年収の基準
- 子ども一人の場合:790万円(所得600万円)
- 子ども二人の場合:890万円(所得690万円)
- 子ども三人の場合:990万円(所得790万円)
200万円を18年で返済する場合
200万円を最大期間の18年で返済する場合のシミュレーションをしました。以下のようになります。
◆シミュレーション
- お借り入れ:2,000,000円
- ご返済額 :11,100円
- 総返済額 :2,371,300円
- 保証料総額:110,926円
まとめ
今回は教育ローンの中でも公的な機関で安心感のある日本政策金融公庫の教育ローンについて解説しました。
日本政策金融公庫で教育ローンを借入する場合は借入額や金利は非常に魅力的なことがわかりました。
しかし、お借り入れには条件があるので、世帯年収が基準を超えていないことが大切です。
条件に合えば非常にお得なプランなので、一度検討してみていいかもしれません。
※参考URL:日本政策金融公庫